
どうして階段おりないの?
小さな救出劇。
今日は定休日。
ふと会社の2階入口を通りかかると、一羽のスズメが、開かない自動ドアに向かってバタバタと飛び続けている。
「今日はお休みですよ。階段はこっち」と指さしてみたけれど、スズメはガラスに向かって羽ばたくばかり。
そのうち自分で降りていくだろうと思い、その場を後にした。
ところが、外出先から戻ってみると、まだ同じ場所に。
階段を見つけられず、ずっとそこに居座っている。
「このままじゃ、出られずに弱ってしまうかも…」
そう思った瞬間、スイッチが入った。
素手では無理だ。どうする?どうすればいい?
考える、考える……。
段ボール箱なら、紙だから優しく捕まえられるかもしれない。
そう思い立ち、箱を用意。
でも、スズメも簡単には捕まらない。
逃げる、飛ぶ、よける。こちらも必死。
格闘すること数分――ようやく捕まえた。
逃げないように、そっと蓋を4枚重ねて閉じる。
そのまま1階へ降り、外に出て、そっと蓋を開けると……
バタバタッと羽音を立てて、スズメはビルの合間をすり抜け、空高く飛び立っていった。
その姿を見送ると、胸の奥にじんわりと温かいものが広がった。
「なんだか、いいことをしたな」
そんな達成感に包まれた午後だった。
今日は定休日。
ふと会社の2階入口を通りかかると、一羽のスズメが、開かない自動ドアに向かってバタバタと飛び続けている。
「今日はお休みですよ。階段はこっち」と指さしてみたけれど、スズメはガラスに向かって羽ばたくばかり。
そのうち自分で降りていくだろうと思い、その場を後にした。
ところが、外出先から戻ってみると、まだ同じ場所に。
階段を見つけられず、ずっとそこに居座っている。
「このままじゃ、出られずに弱ってしまうかも…」
そう思った瞬間、スイッチが入った。
素手では無理だ。どうする?どうすればいい?
考える、考える……。
段ボール箱なら、紙だから優しく捕まえられるかもしれない。
そう思い立ち、箱を用意。
でも、スズメも簡単には捕まらない。
逃げる、飛ぶ、よける。こちらも必死。
格闘すること数分――ようやく捕まえた。
逃げないように、そっと蓋を4枚重ねて閉じる。
そのまま1階へ降り、外に出て、そっと蓋を開けると……
バタバタッと羽音を立てて、スズメはビルの合間をすり抜け、空高く飛び立っていった。
その姿を見送ると、胸の奥にじんわりと温かいものが広がった。
「なんだか、いいことをしたな」
そんな達成感に包まれた午後だった。


